燃え尽き症候群と高校受験とインフルエンザ

lovely

2011年02月10日 02:30

中学3年生の娘は昨年10月まで、吹奏楽部の部長として、
又、文化発表会ではピアノ伴走者として頑張り、
睡眠時間が4~6時間で、本当に忙しくしていた。
特に夏休みは塾で他の子が部活を引退して受験勉強を頑張っている中、
ただ一人部活との両立でヘトヘトになりながら、やっとこさ、ついて行っていった。

10月末に部活を引退し、ピアノやお習字も辞めて、やっと受験勉強に入れるかと思っていた矢先、
塾に行こうとすると過呼吸になったり、パニック状態になったりで
ついに身体を壊してしまった。

体温が36,5度から35,5度に下がり、すぐに熱を出すようになった。
全身が凝って、歩けないと言う。
毎日何時間もマッサージをさせられる始末。

整骨院や整形外科、内科で診て貰ったが、ストレスからくる凝りや熱だという診断。
忙しすぎたのが、原因だ。
1度平熱が下がると30%免疫力が下がるらしい。

学校にも行けず、塾も辞めて、無気力状態が続いた。
「もう、学校も受験もどうでもいい!」とまで言う始末。

以前、ピアノの先生が「燃え尽き症候群になったらいかんよ。」と言われていたが、
「これが、燃え尽き症候群というやつか!」と初めて解った。

それから11月、12月、体調が良い時だけ登校したが、ほとんど勉強することはなかった。
家族がいろいろな手法でやる気を取り戻させようとしても無駄で
「頑張ろうよ」「勉強しようよ」とでも言おうものなら逆効果。
全く、お手上げ状態が続いた。

どんよりとした重たい空気の中、今年に入り光が見えてきた。
本人もこんなことじゃいけないと思ったのか、
少しずつやる気を出し、勉強を始めた。
でもまだ低体温は治っておらず、よく熱を出す。
(夫がそうなので、遺伝の場合は治らないかもしれないが・・・)



先週、私立高校の受験だった。
微熱が続いていたが、何とか受験出来そうと思っていた受験3日前の夜、
夫が具合が悪いという。
次の日、インフルエンザと診断される。
高校教師(美術)をしている夫は「生徒がいくら咳をしていても自分には移らない」
と毎年自慢していたが、とうとう移ってしまったらしい。
今年は優秀な子がいて、国立大学を目指しているらしく、日曜日も返上してデッサン指導をしていた。
そのため、疲れが溜まっているのが、私にもよく分かり、
休むようにと何度も忠告したが、私の言うことを聞かなかった。

「よりによってなんで今頃!」

夫には悪いと思ったが即刻、ホテルに行ってもらって、受験日までそこで一人で戦って貰った。(笑)
その甲斐あって、娘は特進クラスに合格することができた。
一先ず、ほっとしたが、まだ、公立が残っている。

勉強しなかった2か月がどう響くか?
内申点も下がっているので、不安で一杯だが、
体調を考えながら、無理をせずに頑張ってもらうしかない。


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